54ブログ

ビジネスモデルまにあ

原丈人という希望

今朝も、静岡は三島にて、シニアな諸先輩がたと合宿をしております。

 

天候は、雨。

シトシトとシットリしております。

 

2014年から毎年欠かさず参加させていただいている原丈人さんを中心とした

勉強会の合宿も、気がつけば、今年で5年連続5回目の出席になります。

 

この5年間は、非常に変化に富んだ、

そして、自分自身の成長も色々とあったように思います。

せっかくの、気持ちの良い朝の明かりで起きたので、

そのあたりのまとめをしておこうと思って、ブログを書きます。

 

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  • 2014年9月 

(自分のステータス)

ランサーズ社にて、広報を担当しており、特命係長的な業務を行っていた。

 

この年の1月末に原さんと会食の機会を

サイボウズの青野社長にいただいたことがキッカケになっていて、

14年はザンビア、サンフランシスコにもご一緒させていただいた。

その奇跡の会食については、C channelの森川さんのブログにて。

lineblog.me

 

(社会的な状況)

私たちベンチャー側が上場する件数が増えたり、

徐々に社会がベンチャー企業への期待感を高め、

それまでの大企業一辺倒のビジネス環境において新風が吹き始めた状況。

とわいえ、まだまだ大企業を中心とした経済活動の状況で、

変化の兆しが見えはじめたところだった。

2014年11月には、ランサーズ社の競合、クラウドワークス社が、

サイバーエージェント(2000年上場)以来の

IT関連銘柄での10数年ぶりの赤字上場を果たすというシンボリックな年になった。

震災後の経済の起爆剤として安倍政権によるベンチャー企業への後押しが強まった年。

 

 

(合宿での感想)

原さんの掲げる【公益資本主義】について、書籍や伝聞での理解をしていたものを

直接の対話や関係する方々のお話や討議を通じて、多くを学ばせてもらった。

100対0で、場から学ぶという時間のみで、自分から場への価値提供ができなかった。

初めてのことばかりで、1日のプログラムが終わると、すぐに眠くなり、

とてもではないが夜の食事以降は起きていられなかった。疲労感がすごい。。。

ただ、非常に多くのことを、直に触れて学ぶことができた。

カヤックの柳澤さんはじめ、中堅のベンチャー起業家の方々とご一緒できた。

 

 

  • 2015年9月 

(自分のステータス)

株式会社54として独立して1年目。

原さんとのご縁で、2015年1月から横浜三井ビルにて

横浜グローバルステーションというコワーキングスペースの運営をはじめ、

 ベンチャー支援を本格的に開始した。

会場への行き方が5千PVを超えるほどに、人気の聖地になったw

teachme.jp

ちなみに、このスペースの立ち上げには、

クラウドファンディングも実施して、多くの方へご支援いただいた。

www.makuake.com

 

ちなみに、この年の5月には、伝説的なイベントを実施することが出来た。

 

【公益資本主義と原丈人】をより多くの方に伝えるという目的で、

渋谷公会堂を貸し切って1000人規模の大型イベントを実施したのだ。

 

その後、色々なメディアでも積極的な情報発信を行い、活動をし始めた。

www.biglife21.com

matome.naver.jp

 

(社会的な状況)

ベンチャー企業に対する社会からの期待が徐々に高まって来た。

ベンチャー投資の金額や規模も徐々に拡大しはじめ、IPOを中心に

メディアでも盛んに情報が取り上げられるようになりはじめた。

大企業のオープンイノベーション的な話も少しづつ動き始め、

KDDIを中心とした無限ラボなどの大型のイベントが注目されるようになった。 

VCによる初期起業家への投資も活発になり、また、ベンチャー1社への投資額が

1件あたり、数億円は当たり前、数十億円規模の未上場企業への投資が起きはじめる。

 

(合宿での感想)

この年には、元LINEの森川さんはじめ、大人のベンチャーと大手企業の

経験豊富な玄人の方々が活発に情報発信され、また、起業されるという

非常にベンチャーには良い時代の幕開けを象徴した時期だった。

ただ、合宿のファシリテーション含め、会自体は様々な要素が複雑になり、

混迷を極めて、私の脳は理解をすることを半ば諦めるほどに混乱した。

上場企業等の大企業側の制度改革(政府提言)、

中堅・中小ベンチャー起業家への公益資本主義の理解啓蒙、

脈々と続く老舗企業による会社経営、という大きな3つの流れにおける

公益資本主義的な経営のあり方とは何か?というテーマは一筋縄では行かず、

それぞれの参加者同士の背景情報の理解だけでも難しかった。

 

 

  • 2016年9月 

(自分のステータス)

独立して2年目。徐々にベンチャー支援というテーマや業務に慣れてきて、

少し飽き始めて来た。(お陰様で独立後の事業は安定して成長していた)

 原さんからの期待(ベンチャー企業群に公益資本主義的な経営を伝える・伝播する)

という事に対して自分なりに動き出そうと決意して、

【47都道府県・事業スタートカンファレンス】を実施しはじめる。

2016年9月から2017年7月までに及ぶ、約1年間に渡って実施しました。

go-yon.com

www.biz-solution.org

 

(社会的な状況)

ベンチャー企業M&Aというイグジットも増え始め、

資金が起業家やベンチャーへの勤務するメンバーへも流れはじめる。

徐々にベンチャーへの期待感が醸成されていたが一気に花開いて来た感がある一年。

特に新規IPOも年間で60件以上出るようになり、

比較的ベンチャーマーケットが全体として成長段階に入ってきた状況。

 大企業のオープンイノベーションが盛んに言われるようになり、

企業内の内部留保の使い道として、ベンチャー出資やM&Aが行われるようになる。

 

(合宿での感想)

徐々に自分自身が場に慣れてきて、公益資本主義という言葉や経営方針に対して

理解は完全にできる状態になってきたため、

議論自体に対して自分なりに発言できるようになってきた。

 ただ、この場での方向性としては、ROEという投資指標に見るように

そのように企業を評価すべきか、また、わかりやすく

公益資本主義的なポイント3つの点を評価する指標ができるかを中心に議論された。

  1. 企業家精神による事業の改良改善性
  2. 中長期視点に基づいた会社の持続性
  3. 利益分配の公平性

f:id:codename54:20180909070857j:plainf:id:codename54:20180909070748j:plain

ただ、指標というのは、定量的な表現になり、単純化される為、

それだけで企業を評価するのは危険ではと言う議論が紛糾し、

非常にカオスな状況になっていた。

思うところが多くあり、発言もするようになってきたが、如何せん老舗企業や

大企業の著名経営者の方々を前に自分なりの解を提示するのはまだ難しかった。

 

 

  • 2017年9月

(自分のステータス)

精神的に最もこの5年で辛いタイミングだった。

何とか【47都道府県・事業スタートカンファレンス】を終えたが、

総額2000万円近くの自己資金によるイベント開催での疲労は激しかった。

全国50箇所/総勢1300人の参加者/150人の各地起業家の方々とお会いして、

直接対話をする機会を持てたが、同時に希望を失いかける状況だった。

(実際には足元の金策を含め、非常に大変な時期で、

肉体的にも精神的にも参ってしまった年だった)

そして、アフリカの諺という以下の表現に感銘を受ける。

〈 急いで行くなら、一人でいけ  遠くに行くなら、みんなでいけ 〉

 

それを機に仲間を集め、チームでの会社経営をはじめることとして、

プロトスター社を組成し、ベンチャー支援事業を54社から移管する。

www.theprotostar.co

 

(社会的な状況)

いわゆるベンチャーブームは一旦、ひと段落して、

ある種[起業する]という選択肢が普通に行われるキャリアになってき始めた。

また、ランサーズ時代の2012年から盛んに発信してきた、

パラレルキャリアや複業という個人の働き方の自由度をあげるような

社会的な要請も高まり、副業解禁やダブルワーク、

フリーランス雇用、テレワーク的な企業活動が一気に発展しはじめた。

 

(合宿での感想)

日本青年会議所の方々が多く参加され、また、事業承継というテーマ(M&A含む)が

大きなテーマとして、企業の持続性、継続性についてのテーマを多く議論された。

やはり、日本は世界にも珍しい長寿企業の多いお国柄でもあり、

100年企業でもまだまだヒヨッコという不思議な環境でもある。

老舗企業の方々を中心とした参加社群で議論も活発に行われる一方で

自分自身は軽い鬱っぽい状態で、元気が無く、愛想笑いばかりで心底シンドかった。

 

 

  • 2018年9月

(自分のステータス)

プロトスター社も関係者が20名を超える急成長をすることが出来、

軌道に乗ってきたので、世界戦略を描いて大いに挑戦していこうと決まった。

投資先や関係先もIPOを現実的に捉えて、監査法人を入れての上場準備も進み、

公私ともに完全に下準備が整った状態。

 

(社会的な状況) 

大企業がベンチャー企業と協業するのが当たり前。

ベンチャー企業への就職が若者にとっては当たり前にある選択肢。

完全にベンチャー企業生存権が確立された状況で、新しい事業を興す事に対して

ほぼ社会的な仕組みや支援が整いつつある状況になった。

企業の投資活動、CVCも300社を超え、大企業から独立した30-40代の経験豊富な

起業家も巷に溢れるようになってきて、プロトスター社での

ベンチャー支援プログラム[スターバースト]も大いに活況になってきた。 

www.theprotostar.co

 

(合宿での感想)

合宿の運営側の方々とはもちろんのこと、合宿の流れやテーマ自体に小慣れてきて、

ある種の楽しい同窓会感があり、ほぼ全部の内容を理解しているので、

スムーズに内容や合宿に関われて有意義な時間になった。

また、親しいベンチャー関係者の起業家や弁護士など、一緒に参加する方も増え、

より公益資本主義というテーマに対しての理解と支援者が

増えている事を強く感じるようになった。

 

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2014年から続く、5年間の営みで、いよいよ公益資本主義をテーマとした

ブームでありムーブメントが、いよいよ普及期に入ってきている感覚がある。

 

まさに、TEDのデレクシバーズの社会変革が起きる状況になってきた。

www.ted.com

 さぁて、2018年からの数年をかけて私もガッツリと世界へ挑戦して、

一気に日本と世界の人間社会を変えていこうと思う。

 

一緒にこのムーブメントから社会を変えたいと強く思う方は、

我々と一緒に、【世界を変えよう】ではないか!(採用応募待ってます)

www.theprotostar.co

 

最後は、スティーブ・ジョブスのあの名言。

www.youtube.com

“自分が世界を変えられると 

本気で信じる人たちこそが 

本当に世界を変えているのだから”

 

補足:

ちなみに、私と原丈人さんとの出会いについての背景は、

こちらのブログを参照ください。(2015年当時)

54.hatenablog.jp

 

そして、私、山口豪志に関してご興味をお持ちいただいた稀有な方は、

ぜひとも、こちらのクラウドファンディングにて

私の自叙伝をつくるプロジェクトへご支援を頂けますと幸いです。

www.makuake.com

 

 

では、みなさま、良い1日を。ちゃお!