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ビジネスモデルまにあ

『アートとサイエンスは、役に立たないモノだ!』は本当か?

明けましたね、あっという間に、今日はもう3日という。

早いですね、時間が過ぎるのは。

 

おせちや雑煮を食べて、温泉に入って、昼寝して、

新しくDLしたKOEIの“信長の野望 大志編”のゲームをして・・・の

無限ループな正月三ヶ日を過ごして、ダレていますが、

そういう息抜きは相当に伸び伸びできて良いですね、心底ホッとします。

 

 

さて、タイトルの【アート】や【サイエンス】をテーマとして

様々な思考を巡らせてきた、この13年でした。

子供の頃から、昆虫博士になりたかった私は、

まさに【サイエンス】の分野で生きていきたいと思っていました。

大学教授だった父親の影響もあり、子供の頃から何の疑いもなく、

研究者として一生涯を過ごす、とある種の妄信的に信じていたのでした。

その夢が覚めるのは、大学4年生2005年4月(21歳の時)、

まさに大学院入試の直前1ヶ月前に、父が亡くなったことからでした。

 

父の死は、私に3つの意味を教えてくれました。

  • ①今の日本では、研究者として生きる道は狭く、険しく、厳しい
  • ②お金にならない研究は、やるべきことではない
  • ③人はいつか確実に死ぬ(人生は有限であり、やりたいことをやるべき)

 

①今の日本では、研究者として生きる道は狭く、険しく、厳しい

日本の研究論文の比率は年々少なくなっている、

そして、様々な研究予算も、国家予算ではなく、民間予算が賄っている、という。

国立大学は、東大・京大などの一部を残して、後の各県ごとの国立大学は、

独立行政法人化されて大学教授などの職は、国家公務員ではなくなりました。

また、様々な基礎研究を行う為の資金と人員は、年々厳しくなっているのです。

今まで以上に大学教員になるのは、より厳しい状況になっているようです。

より詳しくは、こちらのブログに良くまとまった図説があるので、ご参考までに。

日本の科学技術関連予算は減っていないけど、現場は何故大変なのか?

文科省のご意見:

国立大学の法人化をめぐる10の疑問にお答えします!:文部科学省

 

②お金にならない研究は、やるべきことではない

私の父は、発達心理学という子供の精神的な成長を研究していました。

『三つ子の魂、百まで』という古語にあるようなことを科学しようとしていました。

私は、昆虫生態学、また、分類学という、ある種の古典的な研究をしていました。

父の研究と同様に、金銭的な理由づけが難しく、非常に好奇心を満たしてくれる、

一方で研究資金を得難いという共通点がある分野でした。

 

逆に、お金になりやすい研究とは何か?

それは、犯罪心理学やカウンセリング、生化学のような所謂、

医療行為に近いものはお金になりやすいでしょう。

また、昆虫研究においては、バイオミメティクスのような

直ぐに生活に活かせるような応用生物分野はお金になりやすいでしょう。

www.amazon.co.jp

基礎科学の分野、好奇心旺盛な研究者の自由な研究というのは、

ますますやりにくくなっているのではないかと思います。

 

③人はいつか確実に死ぬ

何当たり前のこと言ってんだ?!と思われますが、

今の日本では、人の死があまり触れないもの、見ないものになっているかと思います。

親族の死や友人知人の死くらいしか、死を実感する機会はないでしょう。

道端に死体が転がっていちゃうような諸外国(東南アジアや南米など)とは違い、

日本ではとても良い環境だと思うのですが、死が非現実的なことに感じます。

父親の突然の死は、ある意味では、青天の霹靂だったのですが、

柔道をやっており、170cm以上で体重もかなりあった大柄の父親は

まず死なないだろうという存在で、いつまでも生きてると思っていました。

それが呆気なく、突然亡くなったのですから、ショックでした。

 

さて、タイトルの言葉は、アップル社の創業者、

スティーブ・ジョブスの言葉だそうで、この言葉には続きがあります。

“アートとサイエンス、その対照的な概念として、

デザインとテクノロギーがある。

アートとサイエンスは、『役に立たないモノ』だ。

一方で、

デザインとテクノロジーは、『役に立つモノ』だ。”

 

と、まあ、彼が本当にそのように言ったのかどうかは分かりませんが、

このコメントがある種のニュアンスを含んでいるでしょう。

本文引用:

アップルはアートとサイエンスをミックスして製品を作り上げているが、ライバル会社はまだそのことを理解していないと、ジョブズは2000年に語っている。「iMacを見ると、デザインが本当に素晴らしいと人々は思うでしょうが、それは単なる表面上ことでしかないのです」と述べている。

 

wired.jp

 

このような簡易的な図解で示して見ると・・・

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父の死後から、ある意味ではアートとサイエンスの分野から距離をおいて、

社会人として、ビジネスにおいて、役に立つもの=お金になるモノのみを

追求してきました。それが唯一、正しいことだと自分に言い聞かせて。

 

ただ、ある程度、ビジネスのイロハが分かるようになり、また、

社会人として、大人の世界に慣れてきた今日この頃になって、

漸く、この意味が実感を伴って理解ができるようになってきました。

 

『道徳なき経済は罪悪であ理、経済なき道徳は寝言である』

二宮尊徳翁の言葉

 

言いたいことがニュアンスは伝わったかな?と思うので、

そろそろ、尻切れとんぼ的にこの文章を終えようと思っております。

 

そして、そのアートやサイエンスがこれから更に栄えて欲しいという気持ちから、

明日から、ちょっとした実験を行いたいと思っています。

詳細は、また、後日追記します。

 

お楽しみに、では、そろそろ、晩御飯を食べてきます。