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ビジネスモデルまにあ

企業の成長過程の分類に見る、4つのタイプ 〜働く上で重要な自己理解の視点〜

2006年(-07年)に就職活動をしたとき、何となく違和感を感じた。

なぜなら、誰もが違う思考のはずなのに、就職試験を受ける場合は、

似たり寄ったりの企業へ応募をし、そこで内定争奪戦を繰り広げているからだ。

 

元来ひねくれ者の私は、TVでCMをされているような有名企業や

ネットで調べればたくさんの情報が出てくるような大手企業を中心に、

就職活動に精を出すことに対して、早々に飽きてしまった。

 

『どうせ、大学院にいくつもりだからいいや!』という気持ちと

『日本にはたくさんの会社があるのになんで選択肢に上がってくるのは過当競争させられる

大手企業ばかりなのだろうか、他の中小企業はそもそも求人枠が無いのか?』

などと、アホなことを考えていたりした。

※個人的には、有名大手企業に入ってコマのように働かされるのでは、という恐怖心を

世間知らずなひねくれ者だったことが、就職活動レースについて行けなかった理由だと思う。

 

 

それから、色々と紆余曲折あり、巡りあった小さなベンチャー企業からIPO経験をし、

また、その会社を辞めた後も、同じようにほぼ無名の2人のベンチャーに転職して、

今の自分の視点から、企業を4つのフェイズに分ける事が出来る事に気づいた。

(もちろん、当然ながら例外もあり、また、部署や社内の立場によっても異なるが)

 

今後の社会人生活において自分自身の向き不向きを考える上で、

理解をしておくと良いと思うので、4つの分類を紹介させて頂く。

 

まずは、下の絵を見ていただきたい。

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4つのフェイズ:

・創造期

・拡大期

・安定成長期

・V字回復期

 

この4つは、4つとも、求められる人物像やスキルが異なる。

 

○創造期に向いているヒト

 ・根気づよく、執念深く続けられる

 ・拘りが強く、ヒトの意見よりも自分の想いを優先する

 ・変わり者と言われるのが好きでエンジニアタイプのヒトが多い

 

 

○拡大期に向いているヒト

 ・せっかちで落ち着きが無く飽き性なヒト

 ・スピード重視で多少の事であれば強引に進める

 ・自己中心的な一面がありまわりを巻き込む

 

 

○安定成長期に向いているヒト

 ・様々な意見を聞き正しく判断が出来る

 ・ヒトとの調和をはかりチームとして推進できる

 ・コミュニケーション能力が高くおおらかで人気者

 

 

○V字回復期に向いているヒト

 ・ヒトがいやがる事も率先してやれる

 ・信念を貫きブレず、ヒトの意見に惑わされない

 ・有言実行で行動力があるカリスマタイプ

 

 

以上の分類をするにつけ、私が当初就職活動をしていた時に見ていた企業は、

ほぼ3つ目の[安定成長期]の企業群であったことに気づいた。

また、そのような企業は社内もピラミッド構造になっており、

最下層になる新卒採用に対しての意欲が高いというわけである。

 

ベンチャー企業は、しっかりとした成長ストーリー(人材採用から企業成長への

仕組み化)への仕組みが出来ていないケースが多く、

そのような企業が闇雲に新卒採用を実施しない事も今となっては理解している。

 

ただ、今ベンチャー企業側に身を置いていて想う事としては、

現在の有名企業が今後も有名企業足り得るかは誰にも分からないということである。

市場の変化は激しく、また、勃興が日々絶え間なく起こっている。

昔ある超有名企業の代表をされておられる起業家の方の言葉で印象に残っているものがある。

 

『多くの企業有り様は太陽に似ている。

昇る朝日がまぶしいが如く、沈む夕陽もまぶしく見える』

 

今の大企業が夕陽という訳ではなく、また、今きらびやかなベンチャー

全て朝日であるという暴論ではないが、この話は言い得て妙である。

 

自分自身が企業や組織/部署において、どのような立ち位置が向いているのか、

自分自身の特性や志向に照らして考えられると、

より良い職場環境に出会えるのではないかと思う。

 

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