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ビジネスモデルまにあ

『泣いて馬謖を斬る』を実体験した話

人生、生きていれば、色んなことが起きます。

 

そして、今月初旬も、ま・さ・に・・・そういう日々でした。

共同代表をやっている、ある法人でその事象が起きました。

 

それは【同格の代表が退任】という一大事。

私としても、初めての経験であり、

非常に重い決断と対応をすることとなりました。

 

そもそもが私以外の2人がやっている法人に

私が後からやってきて3代表制にした会社(と言っても、まだ1年半ほどですが)で、

直近でも色んな面白い取組ができて盛り上がっている状況でした。

 

新しいスタッフも増え、また、取り組める案件の規模も増し、

まさにこれから、という矢先の出来事でした。

 

しかし人間の社会、既に前例というか、そういう事はあったようで

神様は、ちゃんと、水前寺清子さんにいい言葉を伝えてましたね、ええ。

『3歩進んで、2歩下がる』

  

我々は気づかない間に、3歩進んでいたようです。

今回の事態は、2歩後退なのかどうなのか、

結果として物凄い後ずさる事になりました。

 

なにせ、共同代表の退任ですから。。。

 

『泣いて馬謖を切る』という故事成語の意味を

今日ほど染み入って感じることは過去に無かったように思います。

 

ただ、今回の事態の初段は完全に我々側に落ち度があり、

また、本来であれば、ちゃんとご迷惑をおかけした

先方へ伺っての謝罪というのが筋だと思ったのですが、

そういう形すらも対応のお断りから出来ず、

結果として数日が経ってしまったことが悔やまれます。

 

言い訳としては本件に関して関係者があまりに多く、

我々が直接に繋がっている関係者先のみであれば良いのですが、

間接的な依頼先やすぐに連絡がなかなかご多忙な方も多いため、

正式な発表までの時間がかかってしまったことは、我々のチカラ不足な為です。

そもそもが予定を事前に押さえてもらっていたことが

こちら都合でキャンセルになるというのを関係者に連絡する前に

自らで勝手に発表するわけにはいかなかったという大人の事情です。

 

 

改めてになりますが、今回の一連の事態は、

それもこれも、初動として彼の自身の‘身から出た錆’であり、

全ての責任は彼であり、彼と同じ船に乗るチームである我々にあることは自明です。

それだからこそ、非常に辛く、悲しく、悔やまれるのです。

何故、私から彼に大事なことを教えられなかったのか、伝えられなかったのか、と。

単純に私自身が未熟である査証ではあるなと思うのでした。 

 

会社は、【『ヒト』と『仕組み』の2つ】で出来ています。

 

この会社で目指そうとしている、

【それぞれが独立している状態で自立・分散・協調する】というのが

我々の会社としてのスタイルでした。

 

だからこその本件のような事象になったのですが、

一方で、その【自由な個人意志で動ける】という仕組み自体は変えたくないな、と。

個人のスキルや自主性を認める組織が世界に1社くらいあっても良いじゃないか、と。

 

そういうメッセージを実際に行動で示すこと。

 

今回は、自由と責任のバランスがあり、

自由に自己責任で進めてしていた分、個人としての責任は重く、

それ故、大きな決断をして、自らが身を清める他にないだろう、と。

 

今回の決断に対しては、各方面からのご意見に対して

私自身も非常に身につまされることが多くありました。

 

こういう形にはなりましたが、まだまだ、私自身が齢35歳になっても、

苦言・諫言にて私達を叱咤激励くださる方々にこそ感謝をして行動で示したいと思います。

 

最後まで勝手な自己都合の良い話にはなりますが

【罪を憎んで人を憎まず】 とも人の世では言われておりますので、

彼のこれからの活動を見守っていただければ個人的にはとても嬉しいです。

 

この事自体は、後世に【逆境のビジネス略歴】の続きの

序文になるかもしれないエピソードになることでしょう・・・。 

(本件に関しての各社の対応やそれぞれの担当者の発言を含め、

事の顛末は、ちゃんと忘れず、語り続ける事こそが私の生きる役目。)

  

上記事象に合わせて読みたい記事:

日本のVCの投資額が米国の50分の1なワケ | プレジデントオンライン

「日本は既存勢力に甘く、挑戦者に厳しい」小泉進次郎さんの発言が話題に | チャンネル「てみた」

忖度(ソンタク)とは - コトバンク

 

 

 

 

 

さて、余談と追記として・・・

私事となりますが、今まで大変お世話になった東京という街を離れる事にしました。

 

いつでも気軽に皆さんに会えない非常に残念ですし心苦しいのですが、

その後も毎月1週間程度は都内に滞在する予定ですし、また、その時にでも

お茶とか餃子とか・・・いわゆる飲茶とかに一緒に行って頂けると嬉しいです。