日本のベンチャーはもっと海外に出ていく“べき”論、はホントか?
めちゃくちゃ久しぶりにブログを書いてみる。
前回のブログを書いてからのすっかり2年経ちましたね・・・
その間に本当に色んなことがあってしばらく休んでいたので
(コロナ禍でもあったし、世の中全体的に休息期間だったし:言い訳)
久しぶりに書き殴ってみようと思う。
今日のテーマは、
【国内向けのサービスだけを、ベンチャー企業が生み出していて大丈夫なのか?】
という問いへの回答をアレコレと思考してみるということだ。
正直な話、2018年の頃の私は、絶対に日本発のベンチャーが海外でも評価を高めて、
目指せGAFAだ!と息巻いていたし、そういうものだ!という価値観を持っていた。
当時から関わっているベンチャーにはどんどん海外に行こうよ!と言い、
事業ドメインがグローバルに展開できそうな事業やビジネスに関心を寄せていた。
自分も、2018年に香港子会社を創立して移住も含めて色々とチャレンジした。
まあ、良くも悪くも勢いだけはあったな、と思うのだけど、
本当に日本のベンチャーは海外で挑戦していくベキだ!と思っていた。
香港でのチャレンジは、民主化運動の盛り上がりと香港法の制定などで、
すっかり意気消沈してしまい、香港事務所開設から1年程度で結局撤退した。
2019年末から2020年には、コロナが猛威を奮って、海外事業や
海外でのビジネスをするベンチャーの事業は一気に減速(というか停止?)して
投資先に企業も相当に厳しい状況に追い込まれた。
いやー海外への挑戦は難しいよね、、、と思ったし、思い知った。
それからまた時間が経って・・・
先日、なんとなくSNSで、ふと、こんな記事を目にした。
この記事を読んで、確かにそうだな、と。
日本はダメだ、これから落ち目だよ、と散々自虐的な日本メディアをみて
ヘキヘキとしてしてたけど、
GDP世界三位の大国であり、また、政治的にも安定している。
そして、グローバルな投資家からすると、
日本国での安定した事業モデルのベンチャーは
彼らのポートフォリオ先として捉えるとそれはそれで大事だなと。
あちこちの様々な地域や事業に投資をして投資家へのリターンを設計するにあたり、
日本市場である特定の領域のパイを取って成長するベンチャーは
確かに投資先のポートフォリオとしては有望だなと。
そして日本のGDP世界第3位って具体的に各国比較でどれほどなのかを
これまた、たまたまWEB記事で見かけて驚いた!
もう、10年も前のデータになるが、この日本地図を見ていただきたい。
10年前ではあるが、東京都だけで、韓国やメキシコと同等のGDP規模があるという。
また、成長著しいという話題になる国々と各県を比較すると、
タイと神奈川県、イスラエルと埼玉県、エストニアと鳥取県・・・。
これなら、各国の法律や制度に対応して事業を組み立てていく手間を考えると
日本国内で特定の市場を制覇して規模を拡大した方が良いとみることができるなと。
でも、これ、10年前のデータだよね?という事で、
2020年のデータで、上の記事の内容を、調べ直してみました。
やはりこの10年で、日本GDP自体は、やはり相対的に下がってはいます。
東京都は、韓国、メキシコに抜かれています。
ただ10年間の割には、比較的頑張ってる方なんじゃないかなと個人的には思いました。
さて、2020年版のダイジェストとしてはこんな感じ。
東京都はインドネシアのちょい下、オランダのちょい上、
愛知県、大阪府は、フィリピン、アルゼンチン、ノルウェーと同等、
神奈川県はバングラディッシュと、埼玉県はニュージーランドと、
福岡県、北海道はギリシャと同等という感じです。
それぞれ、岡山県はブルガリア、茨城県はアルジェリアやモロッコ、
長野県はグアテマラ、と同等という感じ。
なんとなく、それぞれの県がすごいような気がしますねw
グローバルのPEファンドや投資家が日本のベンチャー企業に関心を高めている昨今、
まだまだ日本の起業家はチャンスがあるな、と感じたのでした。
【余談】
そういえば、エンジェル投資を何年かぶりに再始動するので
『こんなアイデアがあるので、投資してほしいです!』という方が
おられましたら、ぜひご連絡ください。
事業計画は不要でアイデアと今取り組んでいることだけで良いです!
(と言いつつ、、、)
私じつは、かなりな人見知りなとこがあるので、
自薦よりも他薦として、どなたか共通の友人経由で
ご連絡頂けるとめちゃくちゃ嬉しいです。
twitterアカウント:
https://mobile.twitter.com/goushiyamaguchi
facebookアカウント:
https://www.facebook.com/goshi.yamaguchi.566
https://www.facebook.com/goushiyamaguchi
では、また。