田舎へ[Iターン]してみたけど、いろんなことが想定以上だった話
実は3月後半から、いわゆる[Iターン]という事で、
唐突な事で、なんでだろう?と思われるので、簡単に説明と紹介をしたいと思います。
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- なぜ、壱岐島に移住したの?
- [Iターン]で期待していたことってなに?
- 期待に対しての3ヶ月経っての満足度はどうなの?
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ちなみに、基本知識として、壱岐島のwikiを貼っておきますね。
あと、観光ガイドサイトも。
では、早速それぞれの説明をしたいと思います。
1:なぜ、壱岐島に移住したの?
そもそも、10年以上、仕事場である都内に近いという理由で、
基本的には山手線の駅か、その内側に住んできました。
直近まで住んでいたのは、五反田です。(今では、ベンチャーのメッカですね!)
こちらの学研さんのGetNaviのナビゲーターを務めるくらいには、
五反田の街とベンチャー文化の醸成には貢献した自負はありましたが。
でも、サクッと移住しました、壱岐島に。
なぜか?
それは、壱岐島がとっても良いところだからです。
そもそも、実家は岡山ですし、大学は茨城ですし、職場で住んだのも、
鎌倉と都内だけで、九州の島には縁もゆかりもありませんでした。去年の5月までは。
去年の5月にfacebookで友人の起業家が離島へいくツアーを企画してますという
タイムラインでの告知を見て、気軽に「(社交辞令的な)参加したいかも!」って
書き込んだところ、私の予定にわざわざ合わせて旅程を組んでくれたので
強制的に参加が確定して、10数人で訪れたのが、ココ壱岐島なのです。
LIG社のメンバーもこのツアーには同行して、新しい旅館も見に行きました。
自然が美しいのは、田舎アルアルですが、何よりも、壱岐は歴史が凄い古いのです。
邪馬台国と同時期には、既に栄えていたという。
壱岐は邪馬台国(山大国)の母胎となる海大国でした。壱岐島豆腐のなかむら
ながさきの島々|長崎観光/旅行ポータルサイト■ながさき旅ネット
そういう歴史好きにとって、70代以上続く神主の吉野さんの話は最高にツボでした。
とにかく、壱岐島はとっても魅力的であることが1回のツアー旅行で体感できたので、
2018年だけで3回訪れて、大体の島の状況を掴んだ後に移住する手配をしました。
2:[Iターン]で期待していたことってなに?
たくさんありましたが、まとめると以下4つです。
- 子育てのため
- アジアでの仕事のため
- 長期的な人生設計(老後)のため
- 資本主義の次の時代に備えるため
(子育てのため)
現在、2人の子供を育てており、彼女たちの教育に島での経験は
とっても良いのではと考えました。
都内で私立幼稚園にバス通学するという生活よりも、親子で自然と戯れつつ、
庭で自分達だけで遊べる環境が良いと思ったのでした。
(アジアでの仕事のため)
去年末に経営している会社の子会社を香港に創設しました。
これから日本から世界に挑戦するベンチャー企業を増やし、
また、その彼らを支援するための支社を
金融、情報、人材、物流の全てがある香港に置くことにしたのです。
(長期的な人生設計のため)
もともと都内でずっと住んで死ぬまで都内でとは、初めから考えていませんでした。
いつかは、海外に住んだりしつつ、ゆくゆくは田舎に隠居をと思っていたのです。
その中で壱岐島は長期的に住んでも良い地域だろうと感じたのです。
(資本主義の次の時代に備えるため)
これは感覚的な話になるのですが、東京も香港も、ニューヨークもロンドンも、
どこの国の大都市も、結局は似通ってくるように感じていました。
そういう意味で大都市の差別化はなくなり、機能としての大都会がある状態だろうと。
日本の大都市は、東京。中国の大都市は香港、上海、北京というように。
一方で特色ある文化や風俗、習慣を残した観光資源が潤沢な地域は、
それはそれで大変な価値があるのではないかと思っていました。
モンサンミッシェルも、京都、ペトラ遺跡も、ピラミッドやタージマハールも。
歴史に裏打ちされた素晴らしい土地や建造物は非常に大きな価値があるなと。
3:期待に対しての3ヶ月経っての満足度はどうなの?
4つとも、想像以上に素晴らしい結果となっております。
特に、1は予定以上に子供が幼稚園を楽しんで行きたがる状況にまでなり、
また、地域のお友達もできて楽しそうに暮らしています。
(もう、既に方言を習得してきましたしね)
香港へも、HKエキスプレスが長崎空港から就航し、
でも、全く課題がないわけではもちろんありません。
様々な問題があります。
特に、衣食住医だけではない生活インフラについては
当初の想定以上に大変な問題であることが分かりました。
本当に地域に人が住み、暮らしていく上で重要なことは、
[衣食住医+移動の移]の5つだったのだ、、、ということが分かったのです。
こちらの記事をよく読んでいただきたいのですが、諸外国と比較して
日本での車の維持費は膨大な金額になるのです。
先日、イベントで登壇してお話した資料の一部ですが、
移動費は非常に割高になるのが田舎の一番の悪要因です。
ということで、Maasの進化を期待しつつ、
Iターン者として、地域にどういう貢献ができるか考えて暮らそうと思います。
ちゃお!