WEBサービス運営者は、今こそオウンドメディアをやった方がいい3つの理由
珈琲のおかわりが190円くらいで設定されると、勿体ないから2杯以上は絶対飲んでしまいます。あとで多量のカフェイン摂取で具合が悪くなる、54です。
さて、最近、猫も杓子もオウンドメディアを立ち上げて、あれやこれやとチャレンジされていて、大変に活気があって良いなと思っております。(前向きな意味で)
などなどなど、たーくさん、ありますね。
私も過去にオウンドメディアを実際に立ち上げてやっていた経験もあるので、実施している企業側の気持ちも、それを横目に冷ややかに見る側の気持ち(※)も、どちらも分かります。(※そんなの効果あるの?本業に集中したら?という懐疑的な印象を持つという)
ただ、私の結論としては、
『WEBサービス運営者は、オウンドメディアをやった方がいい!』
ということです。
その理由を簡潔に3つあげてご説明します。
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サービス認知向上、SEO効果による本WEBサービスへの流入の増加
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外部とのビジネス的な接点、人的交流のキッカケ創り、リレーション構築
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社内、社外の関係者に対してのサービス利用者像・クライアント企業担当者の理解促進(広義での広報活動)
では、それぞれ、補足してご説明いたします。
WEBサービスなので、WEB上でのプロモーションを兼ねて実施する企業が多いかと思います。知られるキッカケを増やさないとサービスまでたどり着かない、知らないと使われないという悪循環のため、これを指標にしている企業は多いかと思います。(閲覧回数や本サイトへの流入数)
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外部とのビジネス的な接点、人的交流のキッカケ創り、リレーション構築
クライアント事例紹介やサービス利用者の方のインタビューを通じて、実際にお会いして親交を深めたり、そのキッカケを通じて別のクライアントを紹介して頂いたりと、売上に繋がる関係が増える事もしばしばあります。また、会いたい方、会いたい企業に対しても会う口実ができるというのも大きなメリットです。
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社内、社外の関係者に対してのサービス利用者像・クライアント企業担当者の理解促進(広義での広報活動)
個人的には、一番の価値はコレだ!と思っているのですが、WEBサービスを運営するにあたり、部署や役割ごとにサービスに関わる部分が異なってきます。具体的には、営業はクライアント企業、カスタマーサポートはWEBサービス利用者、広報はメディア記者など、どんどんとそれぞれの役割ごとに視野になっていきます。それぞれに情報がたまってしまい、実際の利用者の満足度や期待、クライアント企業の担当者の要望や気持ちが、他の業務にあたる社内のメンバー、社外の関係者の方々に伝えることができます。
この3つだけでなく、他にも色々なメリットがある分、もちろん、デメリットもあります。オウンドメディアとはいえ、運用コストは掛かりますし、しっかりとした目的設定がないと読者を無視したコンテンツ、読む価値が無い文章が溢れてきてしまいます。
そのため、【このオウンドメディアの目的は、◯◯である!】という目的意識を持って運用しないと、何の為にやっているのか?どういう効果があるのか?費用を負担しても続ける価値があるのか?という議論がはじまります。
オウンドメディアをはじめて、1年も経つとそういう話がよく出てくる話なので、なかなかに感慨深いです。(この議論が発生するのもスタートアップあるあるです)
ただ、そのためにも、その都度、ちゃんと目的を運用メンバーで確認しつつ、ルーティンワークでメンバーの士気が消耗しないようにしなければなりません。
また、都度の費用対効果についてもちゃんと検証しましょう。売上へのダイレクトな効果以外の価値についてもシッカリと想定し(既存の運用の見直し・改良改善、また、新人の研修としてのサービス理解の一環、社内への自社事業に関する知見の向上として)活用するのも良いかもしれません。
ちなみに、もう一つの【今こそ】やるべきという理由もあります。
- クラウドソーシングサービスやCMSの普及により多少のデザイン、コーディング、記事作成、サイト更新など構築コスト、運用コストが大幅に下がった
- 社員同士からでも個人の情報発信がSNSを通じて拡散されるようになった
結局、WEBサービスは知られなければ、存在しないのと一緒です。どういう手段で潜在顧客に[知ってもらうのか]を意識して行動をしなければ、広がりません。
是非ともWEBサービスをはじめるスタートアップの方は、社長ブログからでもよいので、情報発信をして[知らせる]努力をして頂きたい!と思います。
オウンドメディアは継続して発信し続ける事が一番大切です。
目的を随時、振り返りつつ、是非ともやってみてください。
思った以上の長文になったので、珈琲が進んでしまいました。懲りずにもう一杯いただいて帰ります。
ちゃお。